業種別での故障の原因と対策
業務用エアコンが故障する原因は業種によって様々あります。故障が起こる原因が分かっていれば、事前に対策することもできます。
ここでは、業務用エアコンの故障に関する問い合わせが多い5つの業種(美容室・飲食店・医院・ペットショップ・製造業)での原因と対策を紹介しております。
故障の原因と対策 -美容室の場合-
【原因】
- 空中を浮遊する細かい髪の毛やホコリ
- カラー剤・パーマ剤等の薬品
- ヘアスプレー
- エアコンの稼働時間が長い
- 日差しやドライヤーによる温度の上昇
【症状】
室内機の内部にドロドロしたスライム状の物が付着し、熱交換器を汚してしまい、この汚れによる異臭が発生する。
また、水の水位を調べるフロートにスライム状の汚れが溜まり、A3(ドレン配管詰まり)等のエラーが出る。
【対処法】
運転後に内部乾燥のため送風を10分間行う。
一番の対処法は定期的な分解洗浄です。美容室の場合、2~3年に一度は行ったほうがいいです。
故障の原因と対策 -飲食店の場合-
【原因】
- 調理に伴う油・煙やタバコのヤニ
- 室外機からダクトを通じてのネズミの侵入
- 厨房内の熱による温度の上昇
【症状】
フィルターが油やヤニまみれになり、通常の洗浄では汚れが落ちない。また、ネズミの侵入により、糞が異臭や悪臭を発生させたり、エアコンの電気回線をかじることでショートする。
【対処法】
こまめにフィルターを交換する。
また、ネズミ対策を行う(バネ式・カゴ式の罠、粘着シート、毒エサなど)。
一番の対処法は定期的な分解洗浄です。飲食店の場合、1~2年に一度は行ったほうがいいです。
故障の原因と対策 -歯科医院の場合-
【原因】
- 治療時に飛び散る水や薬品
- 歯を削った際に出る粉
- 1年の中でエアコンを使わない期間が短い
【症状】
業務用エアコンに水や薬品が飛び、カビに付着して赤カビになってしまうことが多く、異臭の原因になる。また、汚れを持った歯の粉をエアコンが吸い込むことでフィルターが詰まる。
【対処法】
運転後に内部乾燥のため送風を10分間行う。
一番の対処法は定期的な分解洗浄です。歯科医院の場合、2~3年に一度は行ったほうがいいです。
故障の原因と対策 -ペットショップの場合-
【原因】
- 動物の体毛
- ペットを預かるところはエアコンの夜間使用
【症状】
動物の体毛には油分があり、エアコンに溜まりゼリー状になります。
これがエアコンを詰まらせ異臭を発生させます。
また、水を排出するドレンホースが詰まってしまい、水漏れを起こす原因になります。
【対処法】
こまめにフィルターを交換する。
一番の対処法は定期的な分解洗浄です。ペットショップの場合、1~2年に一度は行ったほうがいいです。
故障の原因と対策 -製造業の場合-
【原因】
- 油・粉塵・ホコリ・排気ガス
- 設備による温度の上昇
- 製造品によって一定の温度や湿度に保つ必要がある
【症状】
粉塵やホコリを業務用エアコンが吸い込むことによってフィルターが詰まる。また、フィルターが油まみれになり、通常の洗浄では汚れが落ちない。
【対処法】
こまめにフィルターを交換する。
一番の対処法は定期的な分解洗浄です。製造業の場合、2~3年に一度は行ったほうがいいです。
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