9月10日(木)、気象庁は“ラニーニャ現象”が発生しており、冬にかけて続く確率は70%程と発表しました。今のところ、10月までの平均気温は全国的に平年並みか高い予想で、多少の寒暖差はありますが、まだしばらくは残暑が続くとされています。晩秋になると、急に寒い日が増えてきそうです。
ラニーニャ現象とは?
簡単に言うと、エルニーニョ現象の逆で、東太平洋赤道付近の海面水温が平年より低い状態が長期間続く現象をいいます。日付変更線付近から南米・ペルー沿岸にかけての海面水温が平年より低くなるだけで、世界的に異常気象をもたらすとされています。
前回のラニーニャ現象発生
前回、ラニーニャ現象が発生したのは2017年秋から2018年春にかけてです。この年の冬は全国的に寒い冬になりました。日本付近に強い寒気が流れ込むことが多かったため全国的に気温が低く、特に西日本は平年差が-1.2℃と-2.1℃を記録した1985/86年の冬以降の32年間で最も寒い冬でした。冬型の気圧配置がしばしば強まったため、日本海側の降雪量は多く、北陸などで記録的な大雪にも見舞われました。また、南岸低気圧の影響で、関東甲信や東北の太平洋側でも大雪となっています。
今後の対策
今後、冬にかけてラニーニャ現象が続く可能性が高いと言われているため、今冬は大雪が降る可能性が高いとされています。今の間に空気環境を整えておく必要があります。部屋の空気を暖めるため、エアコンの使用頻度が増えると予想されますが、その際、エアコンが急に故障してしまうと、業務にも支障をきたしてしまいます。そうならないためにも、日頃の定期的なメンテナンスを欠かさず行い、年数が経っているエアコンは交換を考えましょう!