エアコンをつけているのに、なかなか暖かい風が出てこなくて寒い、、、という経験があるのではないでしょうか。
これは霜取り運転(デフロスト運転)を行っているからです。
気温が低くなると室外機が冷えすぎて、霜取り運転というモードに切り替わり室外機を温めようとします。この霜取り運転中は、暖房準備中となり、暖かい風が出てきません。
霜取り運転(デフロイト運転)とは
霜取り運転は、通常の暖房運転とは反対に、室外機の熱交換器を暖めることで霜を溶かします。室外機に霜が大量に付着していると、熱交換の効率が悪くなって部屋を暖めることができません。霜取り運転時は、エアコンから暖かい風が出てこないため、故障したと勘違いしてしまいがちですが、霜取り運転を開始してからしばらくすると霜が溶けてなくなり、通常の暖房運転が再開します。
霜がつくとどんなトラブルが?
エアコンに霜が付着してしまうと、暖房運転しているにもかかわらず暖かい風が出てこなくなったり、運転開始をしても数分の間、停止したままになっている、また室外機から異音がしたり、室外機から湯気が出るなどの症状が出ます。これは、上記で説明した霜取り運転を行っている際にみられる現象ですが、この付着した霜を放置してしまうと最悪の場合、エアコンの故障につながる可能性もあります。
通常、エアコンは霜取り運転を自動で行うようになっていますが、こまめに霜取りをしてあげるほうが、霜取りにかかる時間もエネルギーも少なく済むため、エアコンに負担はかかりません。
外気温が寒いとエアコンは定期的に霜取り運転に入ってしまうので、寒い日には暖房をつけっぱなしにしましょう。他にも雪が積もりそうな日などは、きちんと対策を行い、エアコンを長持ちさせましょう!