エアコン内部にカビが発生する条件としては、冷房を長時間稼働させたことによるエアコン内部に溜まる水滴と、エアコン停止後の室内の温度です。ようするにエアコン内部の水滴を除去し乾燥させればカビは発生しにくくなります。
そのための対策としては、エアコンを停止させたら1~2時間程度送風運転をすることです。それによりエアコン内部も乾燥しますので水滴が除去できます。
暖房運転をするとより効果的ですが、寒くない時に暖房運転するのも考えものですし、電気代もかかりますので、送風運転でもいいでしょう。
最近のエアコンには、カビの発生を抑える機能が付いているものもたくさん出ていますが、この機能は暖房運転や送風運転によりエアコン内部を乾燥させカビの繁殖を抑えているのです。もしその機能が付いていない古いエアコンを使用しているなら、こういった対策が有効です。
ただ、そういった対策はあくまでひとつの方法であり、完全にエアコン内部が乾燥できカビを抑えられるとは言い切れません。目に見えない部位ですので、100%安心できるわけではないのです。
そのため、季節の変わり目などには定期的にエアコンクリーニングを依頼し、徹底的に掃除してもらうのがベストでしょう。