エアコンを使用していると急に寒くなってきた、なんてことありませんか?それは故障ではなく、「霜取り運転」を行っているのです。
室外機に霜がつく理由
エアコンが暖房運転をしているとき、室外機は冷たい空気を屋外に吹き出しています。その際に、室外機内部の熱交換器は非常に冷たくなってしまいます。そのため空気中の水蒸気が熱交換器に結露して凍り「霜」となります。
熱交換器に霜が付着してしまうと、室外機の空気の吸い込みが妨げられ、屋外の熱を効率的に取り込むことができなくなってしまいます。その影響によって暖房の利きが悪くなるなど、エアコンの不調が発生します。このようなエアコンの不調を防ぐために、エアコンには熱交換器に付着した霜を溶かす「霜取り運転」機能が付いています。
霜取り運転とは
霜取り運転は、室外機の熱交換器を暖めることで霜をとかします。霜取り運転中は、エアコンから暖かい風がでてきませんが、しばらくすると霜がとけてなくなり、暖房運転が再開します。その際に、室内機から「プシュー」「シャー」「ポコポコ」という冷媒が流れる音が聞こえることがありますが、これは故障ではありませんのでご安心ください。
霜取り運転を短縮する方法
●設定温度を低めにする
●外気温との差を減らし、早く温められるようにする
●フィルターの掃除をこまめにする
●室外機のまわりにスペースを作る
●寒冷地エアコンにする
●室外機を高い位置に設置する