飲食店といっても、24時間営業のファミリーレストランやファストフード、昼食や夕食時のみ営業する定食屋やラーメン店、夕方から営業を開始する居酒屋やバー・スナックなど、いろいろなジャンルがあり、それぞれにエアコン光熱費の負担は異なります。そういった各環境に最適な節電対策をご紹介致します。
【その1:設定温度の見直し】
エアコンの設定温度は1℃上げるだけで約10%の節電になります。しかし、お客様がいる時はなかなか設定温度を上げられないという店舗もあるでしょう。そんな場合は、お客様が少ない時、もしくはいないエリアの設定温度をこまめに見直しするといいです。また、冷蔵冷凍設備の庫内の整理をすることで設定温度を上げることが可能になります。庫内は24時間フル稼働ですから設定温度を見直すだけで大きな光熱費カットに繋がります。
【その2:厨房・スタッフルーム等で不要時間のエアコンOFF】
お客様がいるフロアはエアコンをOFFにすることはできませんが、バックヤードや事務所等はエアコンをOFFにしましょう。当然、お客様がいないエリアや準備中などもエアコンはOFFにすることで節電に繋がります。
【その3:メンテナンス】
冷蔵冷凍設備は24時間フル稼働、24時間営業の飲食店のエアコンも基本的にフル稼働となるでしょう。そのため、どうしてもコンプレッサーなどの消耗が激しくなります。また、ホコリや汚れで業務用エアコンの効きが悪くなると電気代もその分高くなるため、クリーニングはもちろん、お客様が不在の合間を狙ってフィルター掃除をこまめに行うことで長期的な節電対策になります。