暑い日が続き、エアコンを使用する場面が多くなるこの季節。快適な反面、気づいたら電気代が高くなっていた…なんて経験をした人も多いのではないでしょうか?冷えすぎにならないよう、こまめに温度調節をしましょう。 冷房時に1℃高めに設定するだけで約10%も節電になります。このように、ちょっとした工夫により節電に繋がる方法をご紹介致します!
9つの節電方法
①運転を停止するより温度設定で調整しましょう
エアコンは運転を開始するときに、運転中より多くの電気を使います。節電を考えて運転スイッチの入り切りを繰り返すと、かえって多くの電気を消費してしまいます。部屋が冷えたと感じたら、設定温度の調整をして冷え過ぎを防ぎましょう。
②風量設定は、「自動運転」にしましょう
弱風や微風で運転すると、部屋が快適な温度に達するまでに多くの時間がかかるうえ、かえって電気をムダに消費してしまいます。「自動運転」では、部屋の温度を設定温度にするのに最も効率的な運転をします。
③設定温度を下げる前に風量を調節しましょう
人間は風がある状態では体感温度が下がります。エアコンの設定温度を下げるよりも、エアコンの風量を強くする方が電気代が少なくなるのでオススメです。また、扇風機を一緒に使うことでも同様の効果が得られます。この時、扇風機の風は弱い風量でも続けてつけておきましょう。
④フィルターの掃除はこまめに、2週間に1回はお手入れをしましょう
フィルターにゴミやホコリなどがつまると、冷房効果が弱まり、電気代で5~10%のムダづかいになります。 フィルターの目詰まりは電気のムダだけでなく、異常音や水漏れ、臭いなどの原因にもなります。※フィルターを自動でお掃除する機能の付いたエアコンもあります。
⑤熱の出入りを防ぎましょう
効率よく部屋を冷やすためには、太陽の熱を遮って部屋の温度が上昇することを防ぎましょう。カーテンやブラインドで日差しを遮り、窓からの熱を防ぎましょう。窓ガラスに熱をカットするフィルムなどを貼るのも効果があります。窓の大きさやカーテンなどの種類にもよりますが、日差しによる熱の進入を約30%カットできます。
⑥部屋の中が外よりも暑いと感じたら換気しましょう
外から帰ってきて、部屋の中の空気が外よりも暑いと感じたときは、すぐにエアコンのスイッチを入れるのではなく、まずは、窓を開けて部屋の換気を行い、猛烈な熱気を部屋の外に逃がしてからエアコンをかけると無駄な電力を使わず、素早く効率的に部屋を冷やすことができます。
⑦部屋の空気をかきまぜましょう
冷たい空気はお部屋の下にたまりやすくなっています。サーキュレーターや扇風機などで空気を循環させて、お部屋の温度ムラをなくしましょう。エアコンの冷房効率が上がります。
⑧室外ユニットは直射日光が当たらないようにしましょう
室外ユニット周辺の気温が高いと、室外ユニットでの熱交換の効率が低下します。室外ユニットの周りに日陰を作ったり、打ち水をするなどで周辺の気温を下げると、節電の効果があります。ただし、室外ユニットをカバーなどで覆わないように気をつけてください。吸気や排気の効率が落ちると、かえって多くの電気を消費します。室外機は日陰に設置するか、室外機から1mほど離れたところに、植木を植えたりするなど日陰を作ってあげましょう。
⑨室外ユニットのまわりにモノを置かないようにしましょう
エアコンの運転中、部屋の中の熱を、部屋の外に捨てるために室外機は常に放熱をしています。そのため室外機の吹き出し口付近やその周囲にものを置いたり、カバーで覆ってしまわないよう注意しましょう。室外ユニットは周りの外気を吸いこんで、吹出すことで熱交換をしています。吸込み口・吹出し口近くに障害物があると、冷房効果が弱まり、電気のムダになります。