業務用エアコンの設置を検討する時に、«単相»と«三相»といった単語を耳にした事はありませんか？
業務用エアコンには、タイプによって２種類の「電源」があり、エアコン選びの際には、その電源について考慮する必要があります。その2種類の電源が«単相»と«三相»。業務用エアコン選定の際は、どちらの電源を使用しているのか、また使用したいのかによって設置できるエアコンのタイプが変わってきます。
…と言っても、«単相»と«三相»によって、エアコンはどう違うの？そもそも、«単相»と«三相»って何？という方も多いと思います。今回は、そんなエアコンの電源«単相»«三相»についてのご紹介です。
●単相200Vとは
一般家庭でよく利用されている電源です。以前は、単相100Vが主流でしたが、最近は大きな電力を使うIHクッキングヒーターや家庭用エアコン、衣類乾燥機、食器洗浄器、電子レンジ、電気温水器、電気床暖房などが使用されるようになり、その電源として単相200Vが使われています。
●三相200Vとは
別名「動力」と呼ばれ、大きな力や電気的に容量をたくさん消費する業務用の機器を利用する際に選ばれる電源です。単相に比べて送電効率が高い為、工場や商店など事業に向いている電源と言えます。
●三相電源でブレーカーが落ちたときの対処
当社にもよくご質問を頂くことがありますが、三相の電源を利用でブレーカーが落ちた際、改めて上げ直したのにエアコンが動かないと困っておられる方がいらっしゃいます。
そんな時は「動力用のブレーカー」を確認してみて下さい。業務用エアコンのように電力を多く消費する機器は、照明やコンセントなどとは別の電源を利用している場合がほとんどです。そのため、別のブレーカーが存在したり、動力用ブレーカースイッチが別にあったりします。
