ショートサーキットって何?
エアコンを扱っていれば、耳にするような、あまり聞かないような…。そんな言葉ですが、この意味をご存知でしょうか。実は知らないうちに、ちょっと困ったことになっているかもしれません…。
直訳すれば「短い循環」という意味ですが、室外機から出る暖まった排熱が新鮮な空気に当たってしまい、室外機を冷やしたい吸気側に混ざり合ってしまうことで室外機の運転効率が低下し、最悪の場合はエアコンの運転停止にまで至る現象で、室外機の置き場の不適切さから来る問題です。
つまり、ガンガンとエアコン冷房をかけるように設定しているのに、全然エアコンから冷気が出てこない。つまり、冷やされていない・・といった症状になって現れます。
しかし、実際には、ショートサーキットをしていると気づかずに運転している場合が多く、ショートサーキットを起こしているために効率が悪くなっているのですが、エアコンが効かないのか、能力が低いのか、建物の断熱が悪いのか、外が暑すぎるのか、よく分からないがあまり冷えない。ところが、あまりに暑い日が続き、冷房の強運転を続けているとエアコンが止まってしまい、それで修理に来たエンジニアから「ショートサーキットが原因ですよ」と指摘される場合が多いです。
エアコンの入れ替えを行う際は、工事業者にショートサーキットにならないようになっていますか?と聞いて、しっかりと確認してもらうとよいでしょう。