「サーミスタって?」
サーミスタは温度を測定するための機器です。電気抵抗が温度上昇によって変化する事を利用して作られています。電気抵抗から温度を計算するものがサーミスタなのです。エアコンは空気の温度を調節するわけですから、現在の温度がどれくらいなのかを測定することが必要となります。その際に用いられる事が多いのです。
サーミスタにおける温度と電気抵抗の関係
サーミスタでは温度と電気抵抗との関係を元にして温度を測定します。電気抵抗は温度の増加関数で、また逆も成り立ちます。ですから、電気抵抗を測定することによって温度を知ることができるのです。
ではなぜ、温度が上昇すると電気抵抗が大きくなるのでしょう。温度が上昇することによって原子核が振動します。振動すれば電子は通過しにくくなります。これによって電気抵抗が大きくなると考えられるのです。温度の情報を電気抵抗の情報に変換することができますから、エアコンの温度計測の他にも、例えばデジタルの温度計などにもサーミスタは用いられているのです。