「コンプレッサーって?」
圧縮機(コンプレッサー)はエアコン冷媒の温度をコントロールするためにある機械です。そのため、エアコンやヒートポンプ式給湯機の室外機の中に存在しています。要は空気中から熱を受け取った冷媒を温めて、温度をコントロールするという役目を担っているのです。人の身体にある器官として例えるのなら、心臓に近い役割を担っていると言ってよいでしょう。
省エネに非常に大きな役割を果たす圧縮機(コンプレッサー)
エアコンなどの空調設備において圧縮機(コンプレッサー)が果たす役割は、非常に大きなものがあります。というのも圧縮機(コンプレッサー)の性能が向上すれば、エアコンやヒートポンプ式給湯機の消費電力を大幅に減らすことが出来るからです。そのためその性能が、エアコンの省エネ性能の八割方を決めるといっても過言ではない程に大きな存在です。
そんな圧縮機(コンプレッサー)ですが、室内を暖める場合、反対に冷やす場合どちらも冷媒を温めるという行為でその役割を果たしています。暖めることと冷やすことは逆の行為ですが、何故どちらも冷媒を温めるのでしょうか。エアコンが室内を暖める際は、室内に熱を放出するために外気を温めています。逆にエアコンが室内を冷やす際には、室外に熱を放出しやすいように、室外よりも高い熱に変換する必要があるためです。