業務用エアコンのクリーニング料金の相場

業務用エアコンのクリーニングを検討している方の中には、業者に依頼する際の流れや、料金の相場を把握しておきたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで本記事では、業務用エアコンのクリーニングの内容や作業の流れ、作業時間、料金の相場、クリーニングを行うメリットなどを紹介していきます。
現在業務用エアコンのクリーニングを検討している方はぜひご参考ください。

クリーニングを依頼する際の作業内容

業務用エアコンのクリーニングを業者に依頼する際は、どのように作業内容になっているのでしょうか。
具体的な作業内容は以下の通りです。

  1. 周辺に汚れが飛び散らないように、保護マットをかける
  2. エアコンが正常に稼働するか動作確認をする
  3. 外部パーツを取り外して分解する
  4. 取り外した外部パーツを、専用の洗剤やブラシなどでクリーニングする
  5. 熱交換器などの内部パーツを、高圧洗浄や洗剤でクリーニングする
  6. パーツの汚れを除去したら乾燥させ、パーツを組み立てる
  7. 組み立てたエアコンが正常に稼働するか動作確認をする

クリーニング・掃除を依頼する際の料金の相場

業務用エアコンのクリーニングにかかる料金は業者によって異なります。
相場の料金は以下の通りです。

天井埋込形 20,000円〜30,000円
天井吊形 25,000円〜35,000円
壁掛け形 10,000円〜20,000円

また、エアコンの設置場所が狭い・高所にある場合は、遠方の業者だと追加で料金がかかることがあるので注意しておきましょう。
 

業務用エアコンを自分で掃除・クリーニングする方法

こちらの記事では、業務用エアコンを設置している事業者様向けに、簡単なクリーニング方法を紹介していきます。

専門知識がないまま業務用エアコンを掃除していいのか、また本当にする必要があるのか悩んでしまう場合もあるでしょう。
そんな方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。

業務用エアコンを自分で掃除・クリーニングする方法
 

業務用エアコンのクリーニング料金を抑える3つのポイント

業務用エアコンのクリーニングを業者に依頼する際に、料金をなるべく抑えたいと考える方は多いのではないでしょうか。

業務用エアコンのクリーニング料金を抑えるための、3つのポイントを紹介します。

ポイント①複数の業者を比較する

1つ目のポイントは、複数の業者を比較することです。

業者によってクリーニング料金は異なるので、さまざまな業者のホームページなどを確認することで、より安い業者を選ぶことができます。

また、業者によっては、期間限定でクリーニング料金が安くなることや、オプションサービスが無料でついてくることがあります。
クリーニング料金を抑えたい場合は、ホームページなどをこまめにチェックして、キャンペーンなどを見逃さないようにしましょう。

ポイント②業者の繁忙期をさけて依頼する

2つ目のポイントは、業者の繁忙期を避けて依頼することです。

エアコンの需要が高まる6~8月頃は、クリーニング業者にとっては繁忙期です。
繁忙期はクリーニングの予約が取りにくいだけではなく、料金が高く設定されていることがあります。

なるべく繁忙期の依頼はさけて、秋から春のシーズンに依頼することで、クリーニング料金を抑えやすくなります。

ポイント③複数台のクリーニングをまとめて依頼する

3つ目のポイントは、複数台のエアコンのクリーニングをまとめて依頼することです。

複数台のエアコンのクリーニングをまとめて依頼することで、割引をしてくれる業者もいます。

割引の金額は、エアコンのタイプや業者によって変わります。
まずはエアコンの台数やタイプを複数の業者に伝えた上で、どのくらいの料金で対応できるのか、見積もりを出してもらうのがおすすめです。

業務用エアコンのクリーニングの作業の流れ・作業時間

業務用エアコンをクリーニングする際の作業は、どのような流れになっているのでしょうか。具体的な作業の流れを紹介します。

業務用エアコンのクリーニングの流れ

業務用エアコンのクリーニングの流れは以下の通りです。
エアコンのタイプによって、クリーニングの内容が異なる場合があるのでご注意ください。

本体カバーの掃除

本体カバーは、業務用エアコンの外側のフレーム部分です。
クリーニングの際はまずは本体カバーを取り外して、水拭きなどでクリーニングを行います。
汚れが酷い場合は、専用の洗剤などを使用することもあります。

フィルターの掃除

フィルターは、業務用エアコンの内部にホコリや汚れが侵入するのを防ぐ役割があります。

水や専用の洗剤を使用して、付着したブラシで汚れを取り除きます。

ルーバー・吹き出し口の掃除

エアコンの風の流れを調節する、板状のパーツを「ルーパー」といいます。

ルーパーや吹き出し口は汚れが溜まりやすいので、専用のクロスなどで拭き取ります。

熱交換器の掃除

業務用エアコンの内部に取りこんだ空気を、冷やす・温める役割があるパーツが「熱交換器」です。

熱交換機はむき出しの状態になっていることが多いので。シートで覆ってから高圧洗浄などで汚れを除去します。

ドレンパン・ドレンポンプの掃除

「ドレンパン」は、業務用エアコンの内部に溜まる結露水を受け止めるパーツです。

ドレンパンやドレンパンポンプは水アカや悪臭が発生しやすい部分なので、高圧洗浄で汚れを除去します。
また、汚れやニオイが酷い場合は、塩素系漂白剤につけ置きすることもあります。

送風ファンの掃除

風を送り出す送風ファンは、ホコリや汚れが付着しやすいパーツです。
水拭きでも汚れがとれない場合は、専用の洗剤につけ置きすることがあります。

業務用エアコンのクリーニングの作業時間

業務用エアコンのクリーニングにかかる作業時間は、エアコンのタイプによって異なります。

エアコンのサイズが大きく、分解に時間がかかる天井カセット形のクリーニングは、2時間半~3時間程かかることがあります。
一方で、サイズが小さく分解に時間がそこまでかからない天井吊形や据え置き形のクリーニングは、2時間程で終わることもあります。

ただし、エアコンの汚れの酷い場合や、エアコンの設置場所が狭い・高所にある場合などは、作業時間が更にかかることがあるので注意しておきましょう。

業務用エアコンのクリーニングのメリット

業務用エアコンのクリーニングをすることで、どのようなメリットがあるのでしょうか。
主なメリットを3つ紹介します。

メリット①故障・トラブルの予防

1つ目のメリットは、故障やトラブルを予防しやすくなることです。

業務用エアコンを分解して徹底的にクリーニングすることで、送風ファンや熱交換器に付着したに溜まったゴミや汚れを除去することができます。
送風ファンや熱交換機に大量のゴミが付着すると、室外機やモーターへ負荷がかかるようになり、冷暖房機能が下がることがあります。

負荷がかかった状態で使用を続けると、故障に繋がることもあるため、クリーニングは業務用エアコンを長く使用するためには重要なメンテナンスだといえるでしょう。

メリット②ニオイ・カビ対策

2つ目のメリットは、ニオイやカビの対策ができることです。

業務用エアコンを使用していると、エアコンにカビが生えて悪臭がすることがあります。

カビは、エアコンが空気と一緒にホコリやゴミなどを一緒に吸い込んだ際に、エアコンの内部の水と混ざり合うことが原因で発生し、悪臭が漂うこともあります。

業務用エアコンをクリーニングすることで、ホコリやゴミを取り除き、カビが発生しにくい清潔な状態を保つことができます。

メリット③アレルギー対策

3つ目のメリットは、アレルギー対策ができることです。

クリーニングをしていない業務用エアコンを使い続けると、風と一緒に目に見えないゴミやホコリなども送り出すようになります。
ゴミやホコリを吸い続けると、人によってはアレルギー反応やぜんそくなどの症状がでることがあります。

エアコンを使用することで体調を崩さないように、クリーニングは定期的にした方がよいでしょう。

業務用エアコンのクリーニング料金を抑えるためには業者を比較する

いかがだったでしょうか。

業務用エアコンのクリーニングにかかる料金は、業者やエアコンのタイプによって異なります。
料金の相場の目安としては、一般的な天井カセット形や天井吊形のクリーニングは、1台あたり2~3万円程で行っている業者が多いとされています。

また、「複数の業者を比較検討する」「繁忙期をさける」「複数台のエアコンをまとめてクリーニングする」などのポイントを意識しておくことで、よりクリーニング料金を抑えやすくなります。

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